Solo Dance/独り舞 (JP/EN)
Solo Dance, Li Kotomi Translated by Arthur Reiji Morris 今週末は友達の結婚式に招待され、イギリスの南にある「Northampton」に行ってきた。 (ところで今そのことを書いて、なぜ南にあるところを「North」、つま...
夏の手
夏は好きですか? 私は日本の夏が苦手だった。家を出ると汗でびしょびしょになったり、洋服がべたべたをしたりするのは毎年嫌だった。東京に5年間住んでいても、慣れてきたとは言えないままイギリスに帰った。 日本の蒸し暑い夏はイギリスの「夏」とは、程遠いものだ。まず「あつい」と言うは...
雨ニモマケズ
お久しぶりです! 最近、っていうか、この半年ぐらい、ブログを全く書いていないですね。本もあまり読んでいません。まあ、いろいろありましたが、とにかくまた頑張りたいと思います! 今週は文学的翻訳についてのセミナーに参加しています。今までのセミナーは翻訳家になろうとしている私にと...
Lonely Castle in the Mirror (英語)
Mizuki Tsujimura, Phillip Gabriel (translator) This one will just be in English, though I'll write about this again in Japanese at some...
推し燃ゆ・Oshi Moyu
推し燃ゆ - 宇佐見りん Oshi Moyu - Rin Usami インスタグラムに登録するのは、どちかというと遅い方だった。結局登録しようと思ったきっかけは友達との会話だった。彼女によるとインスタでは読書関係のアカウントが多く、新しい本を探すには便利だ。アカウントを作っ...
「美しい距離」と愛の表し方
好きなテレビ番組の中で「クィア・アイ」というのがある。クィア・アイでは、「ファブ5」と言われる5人のゲイの人たちはもともとシャイや、自信を失った人に出会い、その人を色々な面で変身させる。 私がいつも良いと思っているのは、その変化はファブ5が求めているものではなく、各エピソー...
普通に生きるべき?2:地球星人について
去年のクリスマス、「Earthlings」という、Ginny Tapley Takemoriが英訳した村田沙耶香の「地球星人」を妹にプレゼントした。妹も本の虫で、村田さんの「コンビニ人間」が好きだったし、いつか英訳された日本文学の読書会に参加したいとも言っていたので、ちょう...
Crying in H-Martについて
アパートの近くに、すてきな本屋さんがあります。その店は部屋がいくつかがあり、本棚は天井まで立ち上がるので、迷路みたいなところです。読書中毒の私にとって、とても危ないところです。 読書中毒というより、本を買うことにハマっていると言った方が正しいのかもしれません。積読するのをや...
弟の夫、パート2
この間、一番最近書いた「弟の夫」のブログをグーグルで英訳してみたら、上図に見える英語になった。 少し気になっているのは、以下の文だ: 'The twin brothers are gone, and her husband, Mike Flanagan...'...
弟の夫
プライド月間に合わせて、田亀源五郎の「弟の夫」という、好きな漫画を紹介します。 双子の弟がなくなり、夫であった「マイク・フラナガン」は双子の兄に会いに、日本にやって来ます。 兄の弥一は最初のころ、マイクをどう接していいかが分かりませんし、色々な偏見を抱いています。男同士で結...
むらさきのスカートの女
作家・今村夏子【2019】 ある近所に、二人のカラフルな服を着ている女性がいる。一人は「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性で、もう一人は彼女のことをずっと監視している、黄色いカーディガンの「わたし」だ。 芥川賞を受賞した作家・今村夏子はこの小説で、ある女性の他の女性に対...
愛読書
「今までで読んだ本の中のトップ3ってどれ」と、この間友人に聞かれました。 子供のころからずっと本が大好きですし、今も時間さえあれば読むことに没頭することが多いです。なので、きっと答えにくい質問だと一瞬思いました。しかし、答えるのは意外と簡単でした。すぐに思い浮かべた本を、こ...
自然とメンタルヘルス
今週5月10日‐5月17日は、メンタルヘルス啓発週間です。 毎年こうやって、メンタルヘルスについて関心と認識を深めるため、啓発週間があります。テーマは毎年変わるのだが、今年のテーマは「自然」だということです。もっと詳しく言えば、今年は自然と我々のメンタルヘルスの繋がりについ...
ペントランズ
最近あまり書く気にはなれなかった。書く時間がなかったと言ったら事実ではないような、嘘でもないようなものになるかもしれない。 スコットランドのロックダウンは少しずつ緩くなってきている。昨日は久しぶりに友達6人でハイキングに行けた。その人たちに会えて、もう一年以上経っていた。...
コロナの短歌
だらだらの コロナの土曜 終わったら 何もしないと 選ぶのだろう
サラ・エブァラードの事件と一人で歩く怖さ
3月3日、イギリス人の女性サラ・エブァラードは友達の家を出て、ロンドンのクラパムで歩いて帰ろうとした。しかし帰宅中に行方不明になり、数日後遺体が発見された。それで、男性の警察官が逮捕された。 先週、女性の友達と話す度に、サラさんの話になった。イギリス人の女性はみんなサラさん...
北海道で出会った、オオワシたち
子供のころからなぜか鳥が好きだった。特に鷹、鷲、梟などの壮大で素早い猛禽類がとても好きなのだ。 東京に引っ越す前、日本の猛禽類について少し調べてみた。そこで北海道にいるオオワシに一目ぼれをしてしまい、いつか会いに行くことに決定した。...
「普通」に生きるべき?コンビニ人間について
作家村田 沙耶香の「コンビニ人間」は2016年に出版され、まず日本で人気になった小説は次々と約30の外国語にも翻訳された。 2018年に竹森ジニーによって英語に翻訳されたが、私はちょうどその時イギリスに帰ってきた。どんな本屋さんに入っても「Convenience Store...
言ってしまった、お気に入りの日本語の失敗
東京に住んでいた時、言葉のミスや誤解でよく失敗をしてしまった。当時は恥ずかしかったが、今振り返って見ると懐かしくも感じる。まだ結構日本語で間違えるし、もし数年後このブログを読めば恥ずかしくなるかもしれない。しかし日本語を勉強している7年間の間に、私にとって一番変わってきたこ...